AOU2006アミューズメント・エキスポ
リポート
AOU2006アミューズメント・エキスポ
「ネットワーク?」「萌えシューティング?」
アミューズメントエキスポはその年のゲームシーンを占うようなゲーム動向や技術が展示されることが多い。
今回の展示でも多くのキーワードとなる要素を持った展示が行われていた!
と言うことで現地のリポートをお送りします〜。
今回のAOUショウにおいて、もっともインパクトがあったのはシューティングゲームではないだろうか。今回出展された縦シューティングにおいて、3作がストーリーとキャラクターを前面に打ち出している。 同人ソフトに多く見られる「萌えシューティング」と思っていただければよいだろう。
その中でも一際目を引いたのが、ケイブの「ピンクスゥイーツ 〜鋳薔薇それから〜」だろう。もともとストーリーやキャラクターを前面に打ち出した弾幕シューティングはお家芸のメーカーであるが、今回はキャラクター性で話題を呼んだ鋳薔薇を別の形で展開した形だ。会場ではゲーム登場キャラクーのコスプレ嬢がパンフレットやグッズを配っており、独特の空間を演出して通る人に目を引いていた。またテーマ音楽が流れ続けているのも、通行人へのアピールが高かったようだ。
そしてもうひとつのトレンドとなりそうなのが、ネットワーク。パソコンではインターネットを介した人vs人のネットワーク対戦やRPGは当たり前になってきているが、アーケードでは現在も模索が続いている状態だ。
その中において急先鋒と言える作品が昨年からナムコで出展され続けているが、操作キャラクターに調整が加えられたり、販売体制にバリエーションが出て、いよいよ熟成されてきたカンジだ。
PCゲームからの発展形としてタイトーでは「HALF-LIFE 2 SURVIVOR」を出展。全世界を席捲したゲームだけに、どのような形態であるかが気になるところだが、独自筐体を使用したらしてかなり面白いゲームに仕上がっている。
さて、会場を見回してみると懐かしい筐体が・・・。
いまでこそアップライトの大画面筐体が当たり前であるが、メーカー直営店舗や街中のゲームセンター、ひいては喫茶店までこの筐体であった。ゲームする時のスタイルがお相撲取りの仕切りみたいなポーズになるはご愛嬌だが、テーブル上にジュースや灰皿が置け、ゲームのポップを自作するような店舗では、かわいいイラストが置かれもした。
筆者は紙と鉛筆をテーブルに置き、イシターのマップを書いたり、究極タイガーの攻略をメモしたり、ゲームの攻略雑誌を置いたりしていた。
そしてもうひとつ、ここ数年の傾向として、ピンボールの復権が上げられる。今回ももちろん出展されていた。
筐体が大きいので場所をとる、細かい物理的動作が多いために故障率が高い、上手な人はなかなか終わらない、などなど、経営的にはマイナス面が多い。そんなピンボールではあるが、ゲーム自体の面白さやファッション性を考慮するとニッチではあるが市場は見込めると筆者は考える。設置するのはゲームセンターだけに限らず、もっと大人の遊びとして一般化して定着して欲しいものである。
また今回のショウでは「Virtua Fighter5」が出展されている。バーチャの名前で親しまれる本シリーズは毎度社会現象を引き起こしていることもあり、ゲームの面白さだけでなく、色々と期待されるところがあるだろう。今回はVF.TVのモニター画面やEdyに対応したゲーム環境の対応などがフィーチャーとして前面に押し出して展示していた。よりゲーム情報をコンテンツとして入手しやすく、ゲームセンターでも遊びやすくといった工夫がゲームの面白さを大きく増幅させていることが感じられる展示内容であった。
今はケータイを現金代わりに使えたり、飛行機のマイルを貯めたりなど、生活に浸透してきた「Edy」への対応が進んでいることは、プレイヤーとしては歓迎できる環境であろう。ケータイでゲームをして、ケータイでネットにアクセスして・・とゲームセンター・ライフの充実が期待できる。
さて、ネットへの対応という点では家庭用ゲームも進化してきているのはご存知のとおり。物理的環境における進化としてはNintendoDSやPSPはその代表と言えよう。特にNintendoDSは爆発的に浸透しており、例えばコミケ会場では10人いれば1人はNintendoDSで遊んでいるといった状況であった。こういった持ち歩けるコンシューマ機器とアーケードの融合は、ゲームの新たな展開を期待できるのではないかと筆者は考える。例えば鉄拳5のLIVEモニターがNintendoDSのステーションとして機能したら、NintendoDSを介して日本中のプレイヤーと絵や文字でチャットできたり、情報交換できたり、などの更なる広がりと、コンシューマ・プレイヤーをアーケード市場に取り込む期待もできるだろう。アーケードとコンシューマのゲームが融合する日も近いのかもしれない。
出展作品を見てみると、コナミのラインナップの充実が目立っている。これはここ数年の傾向でもある。 ゲーム開発力と品質の高さを維持できるメーカーの証であると言えよう。シリーズ物が多いのも確かであるが、プレイヤーを裏切らず、エンターテインメントを提供し続けるこあは、やはりすごい!と言えるだろう。
アーケード、コンシューマ、PCとそれぞれの良いところを提供しあう環境がゲーム全体に整いつつあり、それをサポートするインフラ(インターネット通信、サイトを解した情報交換、Edyによるコインレスのゲーム)が整いつつあることを感じさせるショウであった。
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